■VOL・92 著作権 2004/3
先日、「デジタルカベセン」という、デジカメで撮影された写真集を購入しました。
今は無き、可部線が走っていた頃の、見慣れた風景が激写されているのですが・・・
はっきりいって素晴らしい!
以前から、WEBで画像を見ていたのですが・・・ モニターよりも、実際の風景よりも、断然いい!
ボケルに任せ、忘却の彼方へ消えてゆく風景が、手元に残るのは、感謝でがんす!
思うに・・・ トラベルガイドや、写真集の風景は、実物以上に美しい場合が多く・・・
陶器の図版も、断然、実物以上に美しい場合が多いだす!
撮影技術と印刷技術の、歴史の深さなのかもしれまへん!
残念ながら・・・ パソコンモニターは、実物以下の場合が多く、魚ぎょギョGalleryの場合も例外ではない。
自信を持って言いますが、画像よりも実物の陶器のほうが、ブチクソいい!
パソコンの限界を感じる、今日この頃・・・
早いもので、魚ぎょギョGalleryが開設されて、やがて4年になりますが、
当初より酷使されておりますノートパソコンが限界を越えて・・・ 儚くもメゲタ!
液晶画面も暗くなったし・・・
ボディの塗装も剥げて、キーボードのマット仕上げの表面処理も、使い込んでピカピカ!
以前、メーカー修理したヒンジの部分が・・・ モロい、欠ける、割れる、剥がれる・・・
キッズの鉛筆削りの金具で固定しまして、ボンドで固めての大手術! 閉じる事は、もう出来まへん!
風炎オヤジのヘルニアにも似て、哀れでがんす!
長年、Windows98SEの環境で慣れておりますもので・・・
XPへの進化は、ボケた脳ミソにはツラク・・・ 機材の買い替えも、ボンビーにはツラク・・・
躊躇しても仕方なく・・・ 最終処分特価の新聞チラシに誘われて、DEODEOパソコン館へ行った。
最近は随分と安くなり、5〜6万の低価格ものでも、ホームページ運営には、十分な性能でがんす!
ただし、最近のモニターはチト困る・・・
WEBの画像は、個人の環境に左右されますので、陶器の肌を正確にお伝えするのは不可能なのですが、
少しでも近づける努力をしている次第でおます!
TVやDVD・・・ 映像鑑賞とパソコンが、融合する方向にあり・・・ モニターは光沢液晶とかで、チョーピカピカ!
画面の反射や映り込みは、仕事用としては目に悪く、老眼にもツラそうで・・・
かなり真剣にモニター比較!
有名メーカーのノートパソコンで、「魚ぎょギョGallery」とニラメッコしましたが・・・
やはり、主流のピカピカには抵抗があり、断念!
単体のモニター売場には、光らない機種が多く、30台程が整然と並んでおりましたが・・・
比べる程に、解らなくなる・・・
店員さまにお願い致しまして、WEBにLAN接続しまして、「魚ぎょギョGallery」を、店内に大公開!
壁面に並んだ「魚ぎょギョ!」×30画面は、壮観な眺めで大満足! されど、拍手は無し!
見慣れた画面ですので、モニターのクセも一目瞭然!
これで買わないと、冷やかしにも程があると、ブコツながら悩み・・・
う〜ん!
最終処分の、最終日の、閉店間際に、購入しました。
DVDはありませんが、高スペックのデスクトップで、NTTサポートの台湾製。 ソフトはなくOSのみ!
一番クセが無いと判断しました、韓国製の15インチ液晶モニターと、ワイヤレスのキーボード&マウス。
8万チョットの低価格で、ある意味マニアックなチョイスでがんす!
最近、話題の青色LEDのランプが光るのですが・・・ 個人で開発した技術らしいですね!
商品化して銭に変えたのは、会社と労働者の協力が不可欠と思われるのですが・・・
特許対価が200億円とか・・・ 裁判所の大判振る舞いも、時代の流れなのでしょうか?
ボケますと環境の変化に、順応するのがツライのですが・・・ XPにはすぐ慣れ、便利なのには喜んでおります。
されど、DVDやCDRがこれほど普及しますと、考えてしまうのが、著作権だす!
人に迷惑をかけないのが、法律と暮らしの基本でしょうが、環境と技術がそれを追い越しているのが、現実!
コピーガードも、カイクグル事は可能だそうで、映画や音楽産業、アーティストの立場は危うい・・・
中途半端な陶芸家、風炎オヤジの場合でさえも、著作権を身近に感じる、今日この頃・・・
展示会などで、デジカメ持参のお客様は、チラホラ・・・
「撮影してもいいですか?」と一言いうのが、以前のマナーでありましたが・・・
最近は、聞かれるのが稀で、マナーの良いお客様に巡り合いますと、気持ちがいい。
ケータイデジカメの出現で、隠れるように撮影される場合もある。
風炎作品はWEBに公開しているくらいですから、撮影してもいいのですが・・・
出来れば、いい気持ちになりたいものでがんす!
美術館や博物館の場合は、基本的に撮影禁止ですが、静かに鑑賞できる環境の為の配慮でしょうね。
SHOPで、図版カタログを販売されておりますので、営利目的も多少はあるかもしれまへん!
「魚ぎょギョGallery」は、ホームページビルダーで製作しておりますが、最近はさらに便利になり、
お陰で、ワシのようなボケ中年でも、それなりに管理できるのですが・・・
されど、著作権については、完璧とは言えまへん!
作品画像はともかく、風景画像の片隅に映った、人・雑誌・カンバン・写真・商品・某歌手の残像など・・・
町並や雑踏の中での、小さな人影も、御本人は自分と解る場合もあるでしょうし・・・
WEB掲載といっても、ピンとこない人もおられる。
出来る限り、許可を願っておりますが・・・
プロである、TVカメラマンや新聞記者の場合でも、著作権の扱いはアイマイでがんす!
カメラ専門誌のコラムを読んでも、専門学校の講師でさえも、解釈はアイマイ・・・
芸能ワイドショーや、パパラッチ問題にしても、考えさせられる事は多い。
陶芸家も、仕事がら取材される事が、稀にあるのですが・・・ 取材してやっているという態度をされる場合もあり・・・
お忙しいからでしょうが、マスコミは特権階級のようでもある。
海外の場合、報道作品ともなれば、写った人には許可のサインを頂き、
裏づけのない場合は、発表しないとも聞きますが・・・
アイマイJAPANの場合、裁判費用も高く、結審までの時間も長く・・・ 権利に疎い国民性なんですね!
先日の事・・・
有田焼の工業クラフトデザイナーの森正洋氏の醤油差しが、中国でコピーされ
100円SHOPで販売されて裁判になりましたが・・・ 安易な海外生産に対する、抗議のようでもある。
陶芸の世界で、デザインや模様や技法のコピーやモノマネは、ある意味、日常的もあり・・・ 裁判は稀である。
同業者達との酒の席で、モノマネが話題になる事は多い・・・
技法はある意味、模倣を重ねて進化する側面もあり・・・ 職人の場合、基本ともいえる。
今は昔・・・
徒弟制度が機能していた時代は、ツライ丁稚奉公を重ね、技を見習い、お礼奉公して、暖簾分けして、独立開業・・・
ツライ環境を共に、同じ釜の飯を食いながら培われる人間関係は、ブチクソ深い!
風炎オヤジの場合、その名残りを少しだけ感じさせて頂けた世代でがんす!
そうした人間関係や風土や原材料のシガラミのなかで、各産地の伝統工芸は成立してきたのですが、
便利な時代において、個性の時代と言われて久しい・・・
職人仕事も個人作家も、メマグルシイ時代に流されながら、生きてゆくしかありまへん!
伝統工芸全般に言える問題ですが・・・ 後継者不足は深刻でがんす!
こうした時代では、先端技術であったであろう伝統の技を隠す事は、殆んどありまへん!
後継者は大切にされ、恵まれている場合が多い・・・
されど、時代の価値に乗れない伝統工芸が、国の指定や表彰や勲章で庇護されても、やはりハングリー・・・
モノツクリが、作るだけでは生きてゆけない、悲しい時代でがんす!
著作権を主張される場合は、ある意味、銭の主張である場合が多く、
微妙な場合、裁判官や弁護士の優秀な脳ミソでも、メマグルシイ時代について行けないのが現状かもしれません。
思うに、著作権の問題は太古の昔からあり・・・
印刷、出版、写真、映像、インターネットの進化とともに、見えやすくなっただけなのかもしれまへん!
狩猟時代・・・ 弓矢を工夫した男が、ブチクソ大猟! 部族も家族も大喜び!
その技を、信頼関係のある仲間に伝授しましたら、皆さんが幸福!
隣の部族が、その技を盗んで、獲物が減ったら、争いが始まる・・・
著作権の根底にあるのは、相互の信頼関係であり・・・ 人類永遠のテーマのようでもある。
人類が複雑巧妙に進化するのならば・・・ 著作権の解釈も、複雑巧妙にならざるおえないのかもしれまへん!
ボケるに任せ、ついて行けない中途半端な陶芸家は、アイマイになるしかないのですが・・・
悪意はありませんし、懺悔しながら歩いております。
根底に流れる、真実の愛で・・・
そういえば、風炎キッズは、オヤジとカ〜サンの著作物になるのでしょうか?
著作権を主張してもしなくても、似なくてもいい所が似るのが親子・・・
近所のオジサンに似ているよりは、いいのかもしれまへん!
PS
デジタルカベセンの作者が工房にこられましたので、HPへの掲載の許可を頂きました。
写真集の製作、印刷、製本、撮影・・・ 裏技を教わりましたが・・・
現在の210万画素のコンパクトカメラでは、WEBには充分でも、美術印刷には役不足のようで・・・
やはり、一眼レフのデジカメが必要のようで・・・
写真集の表紙のジーゼルカーは、JRに著作権があり、細かく言えば微妙であるらしいですが・・・
ピンボケ画像の、レイアウトも配色も、センスがいいですね!
HPでも見かけますが、ピンボケや白黒やセピアカラーを用いたページレイアウトは、クールでがんす!
さらに、ボカシやモザイクを用いた画像は、ホットでがんす!
黒塗りの時代よりは・・・
PS 2
佐賀県の有田は有名な磁器の産地でがんす!
繊細かつ繊細で、根気のいる作業の絵付け磁器は、圧倒される事がシバシバ・・・
ワシには、絶対マネ出来まへん! 技法が解らないのではなく、その集中力がないのです。
魚ぎょギョな風炎陶器の持ち味は、大胆かつ繊細なボケ味と、自負しております!
同業者いわく、「マネる気がしない」と言われる事が多い・・・
仕事というものは、面白いものだす!
ブコツというか、不器用というか、バカというか・・・ 繰り返しの継続によって、培われる領域があるのも事実!
経験というか、かくし味というか、年輪というか・・・ モノマネのようでも、それを超えた領域があるのも事実!
う〜ん!
一所懸命に、DO MY BESTで、精進するしかありまへん!
そういえば、よく行くDEODEO可部店の隣に、「デゆデゆ」というアヤシイ銭湯がありますが、
DEODEOとは、いい関係の、いい湯なんでしょうね! 裁判になったとも聞いておりませんもので・・・
う〜ん!
ヘルニアにいいかもしれませんが、軟骨が「出ゆ出ゆ」では悪化しますので、躊躇中!
さらには、天然ボケには効きそうにもない・・・
著作権の都合上、浴槽の淫らな情景は、掲載いたしません! アシカラズ・・・
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