現在、整理中・・・
■ 三段峡たたらツーリズム宣言

フィールドワークショップを開催するにあたり、アドバイスをくださった方々の意見を整理中・・・
イベント終了のち、最終的な提言として各方面に提出し、さらにはシンプルにまとめて宣言文とします。

戦前に加計隅屋が広島大学に寄贈されたたたらの資料は、
核となっていた管理者が亡くなられたこともあり、有効活用されていないのが現状・・・
加計隅屋が要請すれば、一時的な里帰りが可能。

旧加計町商店街のまちぐるみ博物館の一環として、空店舗を活用した「たたら館」の設置、
イベントに合わせて「加計隅屋○○里帰り展」の開催、広島大学のデジタルデータの閲覧など。
加計隅屋鉄山絵巻は製鉄史にとって大変貴重な資料であり、国の文化財指定に動くべきでは?
吉水園の近くにある「木炭車の館」を会場とした「小だたら操業」の依頼がありました。
また、炎つながりで「たたらカレー、PIZZA体験」開催の可能性?
イベント運営費捻出のために、パンフや資料やマスコットやポストカードを¥600で販売しますが、
できれば¥500、加計銘菓などをセットにして¥1,000、切の良い価格にすべき。
たたら製鉄の技術は安来鋼として現代に受け継がれており、
大暮や滝本にあった角炉と八幡製鉄、広島の針、ヤスリ、鋳物などの関連を明らかにすべき。
水梨駐車場には隣接した遺跡があり、
風化したカナクソが採取できる貴重な河原がありますので「たたらパーク」として整備。
遺跡への遊歩道、ガイドパネルの設置、キャンプ場、五右衛門風呂など。
三段滝、猿飛など周辺環境が素晴らしいうえに、
特別名勝、国定公園、森林認証、森林セラピーなどの制度の有効活用すべき。
川・森・文化・交流センターの「歴史民俗資料館」や「水の文化館」は、
国道沿いにあるにもかかわらず看板もなく、管理者は有効活用する気があるのか疑問。
ボランティアガイドさんに、たたらの歴史について語ってもらう。 必要であれば育成。
2000年に広島県民文化祭として、旧戸河内で「たたら操業」されましたが、
大きな予算に支えられた打上げ花火的なイベントになってしまい、つながりも検証もされていない。
(今回、アクティブアーチがパンフや写真をデジタルデータとして整理)
「石見銀山」の世界遺産登録、「菅谷たたら」や「九州山口製鉄遺産」の世界遺産申請など、
産業遺産が再評価されている。
そのどれもが、広域連帯や環境共生をキーワードとしており、島根・広島の連帯の可能性があるかも?
今回のワークショップは行政からの補助金はなく、企画に賛同してくださった企業、財団、個人に支えられました。

脆弱な任意団体での運営には限界がありますので、北広島町や広島市のNPOの協力を探っておりますが、
現在のところ安芸太田町には受皿がありません。
三段峡の「森林セラピー」と「たたら製鉄の歴史」との相乗効果がありそうだが、
キーワードは人と自然の共生となるので「植林」の歴史について調べる。
たたら製鉄はマニアックですが、先進地の島根、さらに九州、山口、岡山の取組みに比べて広島は遅れている。

広島はモノツクリ産業が盛んな土地柄であり、産業観光が見直されている昨今、
「たたら製鉄の歴史」は地域の価値を高め、さらに広域連帯の核になりえる。

広島の産業界にとって、産業観光の物語性、環境共生、生きた歴史、ツナガリなどがテーマとして考えられる。
太田川流域の交流促進を考えた場合、広島市と市町村との連携が核になる。
広島県と広島市の仲が悪くて、市町村が板挟みとなている現実がありますので仲良くしてください。
福島原発事故で、復興に向けた国民的感心が深まる昨今、被爆地として広島の役割は大きい。
平和学習、エネルギー学習、モノツクリ体験学習をより深めるプログラムとしての「たたら製鉄の歴史」の意義と可能性。
今回の取組みを継続し進展させる案として、モノツクリ企業有志数名で実行委員会を組織し、
企業にとってのメリットを具体化し、多くの企業に協賛して頂けるような内容に高める。
あまりアカデミックな方向に走るよりも、クラフト体験、森林体験など、楽しい雰囲気作りが大切。
ただ、森林セラピーについては主導する安芸太田町の姿勢が不明瞭なため慎重にすべき。
太田川でつながる「モノツクリ産業」体感ツアー案  鋳物工場見学(大和重工)⇒三段峡(水梨たたら遺跡)
加計商店街の「街ぐるみ博物館」の鍛冶屋さんは廃業が決まったが、作業場を解体するのは惜しい・・・
後継者育成を進めるうえで、行政や商工会の指導力が必要であり、
さらに外部の力を巻込めるような理念や物語が必要ではないか?
吉水園側に空アトリエがあるので、若い工芸家に貸してはどうか?
産業観光は遺産と生産現場が近いといいのだが、たたら遺跡とモノツクリの現場には距離がある。
都市部への出張ワークショップでたたらの歴史を伝えるとか、また民泊の受け皿を整えるとか。
三段峡の渓谷美、森林、八幡湿原を加えれば、産業&森林観光的なジャンルが作れる。
植林の歴史と森林保護と森林認証と産業の係わりを押さえると有効。
芸北大暮の煉瓦煙突、石垣、水車跡は魅力的。近くに養魚場があるのもイベントに有利かも?
行政主導の広域連携がされない場合、出張ワークショップとNPOと企業CSRのコラボはありかも?
太田川の水運を「物語」の核として、産業観光のコテンツを整理する。

上流の製鉄遺産、森林、渓谷&下流の工場見学、ミュージアム
連携としてのツアー&出張ワークショップ、広報としてのパンフレット&小物販売。
国定公園、名勝指定、文化財指定、森林セラピーなどの肩書をあえて捨て、
歴史の事実としての遺跡や渓谷美やミュージアムを紹介するほうがコンセプトを明確化できる。
テーラーメイド的な個人旅行に対しての付加価値としてのワークショップ。
具体的な会場としての「湯来交流体験センター」「風炎工房」、他に出張など。
産業観光を核とした広島市、安芸太田町、北広島町のネットワーク。
加計の帝国製鉄と八幡製鉄のつながりを検証して、北九州市や新日鉄とのコラボはどうか?
たたら操業において森林共生が最重要であったように、
荒廃している現代の森林を未来に繋げるのは、企業CSRや排出権取引ではないか?
三段峡の渓谷美、たたら製鉄や森林共生の歴史、国定公園、森林認証などを活用しつつ、
水梨のブランドを高めることでの企業CSR、企業命名権などの訴求。
現代版加計隅屋鉄山絵巻の製作。 大人向けパワーポイント、子供向け紙芝居など。


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